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塩素について

 磁気活水装置を普及するにあたってよく質問される事があります。

『塩素は取り除かないんでしょう。だったら浄水器じゃなきゃダメなんじゃな
い。』

 確かに磁気活水装置は塩素は取り除きません。でも、何でカルキ臭がし
なくなるのでしょうか?

 その答えですが、難しい話になってしまいます。

 私たちは活きていく上で水以外にも様々なミネラル分が必要です。ナトリ
ウム・カリウム・マグネシウム・鉄分・亜鉛などですが、ここで一つ忘れては
いけない事があります。

 それは塩です。化学式では一般的によく知られている塩はNaClと書きま
す。実際の塩はこれ以外に苦味の元となるマグネシウムや細胞と血液に深
く関るカリウム・鉄などのミネラルも含んでおり、ナトリウムだけの塩よりも美
味しく感じられます。

 余談ですが海水1立方マイル(4.168KM3)あたりの総元素量 469,956万ト
ンのうち、酸素(O)水素(H)塩素(Cl)ナトリウム(Na)と硫黄(S)の5元素で
99.78%を占めています。

 酸素がないと、水を飲まないと生きられない。塩素とナトリウムの化合物
「塩」(NaCl)も生命維持に欠かせないということになります。

 化学式をよく見ると塩素(Cl)が入っています。・・・?!

 一般的に体に悪影響を与えると言われる塩素(Cl)が入った塩が体には
必要なのですが、体に悪影響を与えるといわれる塩素(Cl)が何で塩(NaC
l)になると体に害を与えないのでしょうか?

 単純に言うと、これが先ほどの答えです。

 実は(NaCl)とは言っても、実際はNa+とCl-と言うイオンが電子を共有し、
共有結合(イオン結合)をしているのです。イオンとは・・・(ここからが難しく
なりますが、)元素を構成する上で、原子核を中心に同心円上に電子が規
則正しく配列し、その同心円上を常に電子がグルグルまわり続け、構成さ
れています。元素は原子核の構成とこの電子の配列で決まってきます。

下図をご覧下さい。



 上記のようにして元素が成り立っているのですが、イオンとはこの元素の
最外殻(一番外側の周期)の電子が様々な外的エネルギーを受け、電子が
外れたものもしくは電子を貰ったものの事を言います。



 (※一般的に水道水の中ではナトリウムは下図のような姿となりますが、
塩素は様々な影響を受け、単独で塩素イオンとして形成していることは、あ
まりありません。大概が、安定するために酸素、水素、炭素やハロゲン物質
などと結合しています。)

 

 イオンが安定していると言われるのは、最外殻の電子が外れる、もしくは
貰い安定するためなのです。

 一般にナトリウムは水中では電子を放出しやすい性質を持っています。ま
た、塩素は逆に電子を貰いたがる性質を持っています。ですから、磁気活
性水の中では上図のようにナトリウムと塩素はイオンとして存在するので
す。そして、水が蒸発するとこれらの間の水分がなくなり、電子を互いに持
ち合い結合し、その結晶として塩(えん)となるのです。ナトリウムだけでは
なく様々なアルカリ土類と結合し、塩を形成します。


 話を元に戻しますが、磁気活水装置は、水に磁気をあてて、その時微弱
な電流を発生させます。そして、水のイオン化を促進します。それは物質が
見えない磁力の壁に激突する時に発生するエネルギーのため電子の過剰
供給となり電子の流れ、つまり電流が発生し、イオン化を促進、結果的に物
質の結合をバラバラに細分化するのです。このことをまた難しい言葉です
が電子励起作用と言ます。

 体に悪影響を与える塩素は、イオン化するとそれ自体で安定しているの
で、外的なエネルギーが働かない限り、害を与えるものではありません。こ
こで言う外的エネルギーとは、加熱や圧力です。ですから、密閉して加熱圧
力をかけると他の物質と結合し、害を与える存在になります。(例えば、水
道水を煮沸機能を持ったポットを使い沸かす。)但し、密閉し加熱・加圧した
場合です。密閉していなければ、塩(えん)の濃度がますだけで、イオン化し
ているので害を与える事はほとんどありません。このときできる結晶を一般
的に塩(しお)と呼んでいます。

※ここで書いてある内容は、1つの見解です。様々な条件で結果が変わっ
てくるものと考えられます。当然その水に含まれている成分で結果は異なり
一概に言えないところもあります。ですからすべての水に当てはまるという
ことではありません。



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